あの参考書、中古本として切符代の代わりになったでしょうか

かなり昔のことであるが、かなり通勤先遠い所に派遣されていた事があってそこでは、大型コンピューターのオペレーター兼メンテナンスをやっていた。もちろん、プロジェクトが立ち上がったり、それ相応の規模である会社の場合にはオペレーターもたくさんいて、社員さんもいるわけである。しかしながら、そこでは平日のみ常駐2人きりでしかも遅番、早番に分かれて時間によっては1人きりになるわけである。もちろん、部屋にはだれもいないのだ。もちろんマシンの立ち上げてテープに記録するとかの単純なものが、1人の時は多いのであまり苦労はない。その時は、早番だったもう1人が帰ってしまって、自分が1人の状態だったときになんとコンピューターをシャットダウンさせたいのだが、正常終了しない。どうにも困ってもう徹夜状態で泣くに泣けない、ようやくシャットダウンさせられたが午前1時で、終電もない。こりゃ〜朝電車が来るまで待つしかないなあと思ったが、ふとあることにきがついた。そういえば、私鉄の定期券の有効期限が切れているのである。さらに悪いことにお金もないそういやクレジットカードも入っていない!しかも明日は土曜日で、奴も来ない。どうしようと思って、思いついたのが買ったばかりのコンピューターの参考書である。中古本として売るのは忍びないが、背に腹は代えられないということで行こうと思ったらどこにあるのかわからない。電話帳でいろいろ調べて古書屋を調べて電話をしてみた。電話で場所とコンピューターの本を買ってくれるかどうか聞いて行ったのだが、結局場所がわからずとうとうその中古本をひきとってくれるはずの古本屋が見つからなかった。そうして、当然?の徒歩での帰宅である。JRの定期券は期限切れではなく全部の距離ではないけど、結局5時間近く歩いた(重い参考書を鞄に入れて)道のりだった。しかし、後で思う。あのときコンピューターの参考書を売ったとして果たして、私鉄の切符代210円になったのか?ちなみに新品だったら総額5千円相当の参考書である。